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Thailand Tour 1

GYPSY QUEEN Road to Asia #17
Amazing THAILAND
2007/12/7-2007/12/13

タイ。
ASEAN最大の商業国。
アジアのハブ空港。
GYPSY QUEENもこの国にはかなり行っている。

といってもバンコク乗換えでいろいろな国に行ったという感じまあ、あえていうならば乗り継ぎの合間に市内でタイ料理も食べたことがある。
その程度であった。この町で音楽をしたことはない。
ASEANの中心にある国なのになぜか僕らにはあまり縁がなかった。

そして、とうとう今になってこの国との縁が始まった。
2007年。日本とタイの修好120周年を記念して年間の事業が始まった。
120年!ものすごい歴史である。

インドシナ半島の中心に位置するこの国は日本から4600km、およそ6時間半の距離だ。今まで公演を行っていないせいか、今年に入るまではあまりよく知らなかったし、少なくても6月にジアップカノックポーンが来日して競演するまではモーラムだって知らなかったのだ。
今おもうと「タイはモーラムなんだよね。ルクトゥーンという音楽もあるみたいだね」なんて語ってたのが恥ずかしいくらいだ。

ジアップとの経験はバンドにとってとても大きく初めてのタイビートを思いっきり叩き込まれた。そして、それをどうすればGYPSYQUEEN流にできるかと試行錯誤した時期でもあった。言葉もたくさん教わった。
今では忘れてしまったことも多いが、一緒に行動していると不思議にお互いの文化は近づいてくる。彼女は日本の文化を、そして僕らはタイ東北部の文化を知った。

そのときのマネージャー、ウッディとbangkokで会うことになったのも縁から始まったすばらしいことかもしれない。Shinonが電話をすると「みんなに会いたい、迎えに行くよ!」と大歓迎振りを見せてくれた。
しかし、その後音信不通。まあ、そこはマイペンライなんだろうけれど、もう僕らもそういうことについていちいち気にしなくなっていた。

マイペンライ。いい言葉である。

そして、今ではそこそこの知識がついた。
音楽、文化や風習、そう、このころにロイカトンやソンクランという行事も知ったのだ。
そうおもうと音楽をきっかけにこんなに知ることができるとはすごいもんだなとおもう。

日常の中にあるタイ料理を知っていればなんとなくタイを知った気になっていた(というよりも知らないという認識がなかった)のだが、何にしろこの一年のおかげでたくさんのタイと知り合えたのだ。とはいっても国王はプンミン国王で12月5日が誕生日だということ。1938年まではシャムという名前であったこと。(これは歴史好きな僕にとってかなり惹かれた点でもある)人口は6000万人ちょっとで国土は日本の1.4倍。

恥ずかしながらこの辺のこともようやく知り得たこと。
まずいぞ自分。もっと世の中に目を広げなければ。
今のところはそんな程度。タイのスペシャリストからすると初心者の入り口であろう。アジアで音楽をする以上、タイはとても重要な国だ。

ラオスをきっかけにインドシナを見始めた僕らは次に経済成長著しいベトナムに向かった。そして今年2007年「日タイ修好120周年」を記念してGYPSY QUEEN IN CHIANG MAI TOURを実施することになる。
この半年でいろいろな知り合いができて、メンバーの興味もタイに向き始めている。そしてこの公演の機会を迎えた。楽しみだ。

そしてまだ二次元のタイしか知らない僕ら。このツアーを終えるときにどうなっているか楽しみだ。うまくいくのだろうか楽しい思いができるのか?好きになる?嫌いになる。希望を持つ?失望する?すべては偶然じゃない。

この7日間で僕らがどれだけ動いたかでその答えは変わっていくだろう。

早朝5時。まだ街は眠っている。昨晩の酒が残っている中準備をしてはぼっーとしてあっという間に6時になった。この時間に起きることのない僕はまだ外が暗いことを知りなんだか不思議な発見をしたような気分。
冬の朝って遅いんだね。そうもいってられない、あわてて荷物を用意して家を出る。予定より10分遅れてmasaoが到着する。

「いやいやいや、またもや早朝出発ですな」masaoは朝から元気が良い。

まあ、快調な出足だ。冬の空気が身を引き締める。高速に向かう途中外堀どおりにでると乗客のまばらなJRとランデブー。
今日は金曜日。あと1時間もすればいつもの朝が来る。

朝焼けを右の車窓にみて比較的スムーズな高速を飛ばして約1時間。7:10。酒々井に到着。
ここでパーキング会社に電話をして空港に車を取りに来てもらう。いつもどおりの行動にmasaoもてきぱきと。うむ、慣れてきている。そして7:40。空港に到着だ。

タイ航空は成田の第一ターミナルになる。
第二と比べてこじんまりとしているので移動が楽でよい。チェックインカウンターもなんとなく静かでスムーズに進む。
まあ、朝早いしね、ここが込んでいたりすると結構最初からあせるもんだ。最初の関門がこのチェックイン。
バンドの機材というのはとにかく重い。ハードケースだけで十分に重いのであっという間に規定重量をオーバーしてしまう。
初回の中国公演の時には100kgのオーバーでサーチャージを大量に取られたものだ。そんな経験を活かして徹底的に軽量化。そして今回も7人で 134kg。楽器をもってこの軽量化。さすがアジアを旅するエコノミーバンドGYPSYQUEEN。無駄なものは何一つ持たない。それもチカラだ。

トラブルもなくゲートに進み8:20に到着。出発まであと1時間以上もある。いつもなんやかんやとばたつくのだが今回はまったくもって時間通り動いている。全員でミーティングをして今日の流れを追う。

今日は一日移動。そしてチェンマイについてもいろいろな急変があるだろう。なのでベーシックのパターンをみんなの意識に叩き込む。
ベーシックが頭に入っていれば臨機応変な対応も可能だ。そうこうしているうちに登場時間へ。33番ゲートからTG643便に乗り込む。

今回はタイ航空さんに格別な支援を頂きこのツアーが実現できた。搭乗のときに心の中で一礼を。必ず良い結果を導き出さねばならないと誓う。機内は比較的にすいていて余裕の座席。
座ったシートもRECAROの新しいシートで心地よい。インテリアデザインとかもきれいで気持ちいい。9:55テイクオフ。いよいよツアーの始まりだ。
成田を飛び立つとやたらゴルフ場が目に付く。なんだか、あまり美しくないな。自分がプレイしているときは楽しいんだけれどね。山肌がザクザク切り取られている眺めは痛々しい。

Gucchiさんに肩をたたかれるとドリンクサービス。あ、寝てしまっていたのか。ということでおきぬけのビアシンで乾杯。もうここは海外ということで国内限定のビール断ちからも解放。おきぬけのというか朝からのビールはなんだか目にしみる。
しばらくすると懐かしい地形が。そう、渥美半島上空を飛んでいる。この真下は田原市。今年の2月にラオスの歌手アルーナを招聘してコンサートを行ったところだ。

みんな元気かなぁ。そういえば前々回のツアーの時に眼下に八丈島をみたらその直後に八丈島に行くことになった。来年も田原市にいけたらいいなとおもう。

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