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Hen Gap Lai SGN 2

GYPSY QUEEN Road to Asia#55-Hen Gap Lai-

会場に近づくとオペラハウス前に何やらドラムセットが並んでいる。なんだろう?(夜にニュースでそれがmicrowaveのライブだったと聞いて、それなら一言挨拶をしていたのに、少し残念に思う)。会場付近は通行止めが多く、大きく回ってグエンフエにはいるとそこには巨大なステージと大音量のリハーサル空間が広がっていた。「でかい」「うるさい」。これが街のど真ん中にある。異次元空間だ。


HOZO INTERNATIONAL MUSIC FESTIVAL。ホーチミン最大の国際音楽祭にはChange The Worldで日本でも有名になったグラミー歌手BabyFaceをメインとして各国のアーティストが集う。今回、僕らは日本のアニメ、伝統楽器、ハードサウンドという点においてノミネートされた。特異な部分はハードロックの部分だがすばらしいメンバーに支えられて参加が決定となった。

Violinはミ子。Youtuberとしてアニソンやボカロを弾きまくる若手。ライブ経験も片手に収まるくらいなのでいきなりの大舞台。でも、全く動じてない。そして、篠笛のEri。クラッシックばりばりのフルート奏者でもあり、酒量はロッカー顔負け。ドラムはSATOXI。ムードメーカーでエネルギッシュなドラムは性格現れていて楽しい。キーボードはJIMMY。もう付き合いも長いが安定のサウンドとアレンジについてもばしばし意見をくれるスーパーな男。そしてGYPSYQUEENからはmachaと僕が参加してこのユニットになった。


リハーサルで大体の流れはつかめた。しのんは明日からのステージなのでいろいろ手伝ってくれる。今回は久しぶりの海外のライブなのでどうしてもGYPSYQUEENで来たかった。そして、「久しぶりに行こうかと思う」というとみんな待ち構えてくれていて5日間に4本のライブがセットされていた。

リンさん、ハンさん、風子に、日本人会。みんな有り難い仲間ばかりだ。ここまでぐちゃぐちゃに予定が組まれたらそこはGYPSYQUEENの出番。どんな環境にも対応でき、相手の期待にも応えてくれる。歴戦のGYPSYQUEENと初ライブから5回目のニューカマー。そんなメンバーでの久しぶりのベトナムなのだ。

 

リハが終わりホテルに戻る。メンバーはそれぞれの準備に入るがKafaoが来てくれている。今回のベトナム側の窓口の風子と一緒にKafaoとは新しいプロジェクトを立ち上げようと準備中。YORIのオーディションもKafaoの事務所が仕切ったものだった。日本でも活躍が期待され、いろいろな企画が決まった矢先にコロナになった。しばらくしたらが3年続いた。シンガーとして一番いい時期に日本に来て、コロナに封印され、彼女も環境が変りオーストラリアに移住した。

今でも日本語のメッセージは健在でことあることに日本語でメールが来る。今度はどこで会えるだろう。シドニーに来てというがなかなかシドニー公演は機会がなさそうだ。そんなプロデューサのKafaoと別れすぐに出発。1930バックステージに到着。昼間も混んでいたが、すでに車が会場付近にはつけないということでギリギリのところでおろしてもらって会場へ。すでにステージは始まっていてめちゃくちゃ盛り上がる。

スモークにムービングライトに大音量。近隣の6つ星ホテルからクレームが来ないのか?まあ、来ないのだろう。これは政府のイベント。政府公認のイベントほど強いものはない。そして20時いよいよANIROCKSのパフォーマンスが始まる。ライブは40分程度の短いものだったが、久しぶりの野外、冬なのにめちゃ暑い風を受けて、気持ちよくできた。モニターが全く聞こえないことはよくあること。何よりもみんないい笑顔でプレイをしていた。

2130ライブも終わりホテルに戻り打ち上げへ。この日はワールドカップ中ということもあり市内の店はどこもサッカーで盛り上がっている。風子がWarningという店を見つけてくれて打ち上げ。延々と飲みたいところだがまだツアーも前半。普通に楽しく終えてホテルへ。タクシーで分乗しても乗るのはいつものスタイルだが、3年前と違うのはGRABで呼ぶのが最近のスタイル。これって料金も明確でほんと楽である。いろいろ明日の準備をして0200就寝。

 

 

2022/12/10

2022/12/10
7:00外が暑くて目が覚める。9:00朝食ミーティング。今日の予定を話す。今日の最大のポイントはsatoshiのPCR検査。彼はワクチンを三回接種できていないので、帰国の際にはPCR検査が必要なのだ。今年の秋まではみなそうだったが、今ではワクチン三回接種していればスムーズに帰国できる(たとえ無症状のコロナでも)でも検査にひっかかってしまうと当然帰国できない。そうなったらどうするんだろう。宿泊先、日本での仕事、などなどいろいろ不安はある。

ランチついでに全員で検査へ。ランチに行こうと思った店がことごとくつぶれているので、迷ったあげくミークアンの店へ。ベトナム中部の味覚である。なんとなく想像とは違ったがベトナムの味という感じでおいしかった。ホテルに戻って15時の出発まで休憩。ようやくフリーの時間だ。この時間のうちに明日、明後日のスケジュールの調整をしておきたい。

 

そんなことをしていたらあっという間に時間となりロビーに集合する。今日は風子がアサインしてくれた会場。僕らが日本から来ると言ったら東急さんがイベントを仕込んでくれたのでそこに参加する事になった。そして同じく今晩、ハンさんが市内のライブハウスの手配もしてくれた。以前来たときには大きなライブの合間に街のライブハウスでやったもんだ。今回もGYPSYQUEENがくるなら用意しておくと言ってくれた。ただ、今日の東急の会場が市内から90分程かかる事が分かり、どう考えても帰りが22時近くなってしまう。

 

ハンさんに22時くらいから出来る場所はないかと相談をしたが、ベトナムといえどもさすがにその時間からは難しいという事でせっかくのお声がけだったが次回にまた声をかけてもらう事に。ということで今日は東急さんのイベントに集中して参加したい。15:00東急becomexのバスがホテルに到着して乗り込む。GYPSYQUEEN、ANIROCKSとNIJIユニバーズと三上ナミさんとで参加。賑やかなイベントになりそうだ。市内を出発し、だんだんビルが少なくなってきて、一直線の道が続くようになってきた。

この風景は懐かしい。以前ベトナムツアーとなるといつもバスで延々と移動してきた。エアコンもたいして効かないワゴンでの長旅。その頃と比べたら道がでこぼこでない分いい。やたら車の洗車とか、売店とか、ホテルらしき民家が続き1時間以上走る。帰りのことを逆算すると恐くなるがまあ、ここまで来たら身を任せるしかない。ようやく街らしき景色が見えてきて、いきなり道路がきれいになった。植えて間もない街路樹が街の入り口を想起させる。

 

目の前にいきなり高層ビルが現れ、何やら街っぽくなってきた。1630ニューシティ到着。今日の舞台はここになる。

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