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Hongkong 2

2014/11/23

06:00起床。7時にマチャと合流予定だが二度寝をしてしまい7時過ぎに合流。朝食は香港粥を食べたかったが、なんとなく大家楽というファーストフードにはいる。保守的な私。香港に来て思うのは欧米の人が多いということ、そしてなんとなくだが中国人と香港人は違う感じがした。11:30集合してモンコックへ向かう。

 

途中行き方が分からなくなるとこばじゅんが不動産屋のおじさんにいきなり道を尋ね始めなんと送ってくれることに。このサービス精神が香港人?スキンヘッドで一瞬怖いと思ったがとてもいい人だった。スキンヘッドはいい人が多い?それにしてもこばじゅんの機動力は計り知れないくらいにすごい。「迷い」ということばがまったくなく、どんどん前に行く。ものすごい力だ。地下鉄にのりモンコックに到着。料金は大体5香港ドルなので80円くらいか?切符を買い、カードを改札にいれて乗車。このスタイルはアジア共通だね。

 

モンコックに着くといきなりバリケードがあった。その中で学生たちを中心として普通選挙推進の人々が抗議の声を上げている。強烈なスローガンではなく、日本的に言えば当たり前の事を主張している。普通に公平な選挙を。そのテーマで人々が争っている。日本だったらそれは当たり前です。で100人中100人がそういうだろう。

しかしこの国は今そこでもめている。これらのデモが行われる自体中国は変わったと思う。香港だからだろうか、大陸ではゆるされることではないだろう。いずれにしてもこのデモ行動について日本人の自分が主張すべきことはない。なにがよくて何が悪いかは分からない。それについてコメントはない。しかし、意思を持って行動する学生の心を折らないようにしてほしいし、学生たちも社会の一員としてものを考えた行動をしてほしいと思う。(帰国してこのレポートを書いているがこの時にいったバリケードは突破されて解除されたようだ。あの場所にいた人たちの安否が心配である)

また、このデモの特長だが、綺麗だ。えてして汚くなるはずなにとても清潔であり、このあたりが新しい中国と言う気もする。化粧室も綺麗になっていると聞いた。グローバル化の波がここに来ているのだ。どうか、この波しぶきに飲まれないでほしいと思うばかりだ。近くでランチを取る。いかにも香港っぽい店だがとてもおいしい。

カレーを頼んだがおいしくて大満足。一度ホテルに戻り15時に出発。会場は香港科技園だ。市内からやはり30分程度の所である。到着するとまるで近未来都市のようなたてものが並ぶエリアとなっていて施設内にも中国特有のにおいがない。

到着すると待ってくくれていたかのように学生ボランティアが運搬を手伝ってくれる。アテンドは学生ボランティアで20代でアジアに出て行く日本の頭脳たちだ。少しでも話をすると相手のことが分かる。歯切れの良い、気持ちいい若者たちだ。会場に入ると「和僑の風になれ」のCD販売コーナーがあったので販売対応を行う。会議を出てきたみんなが買ってくれる。嬉しいね。

筒井ファウンダーも荻野会長も買ってくれた。もちろん持っていると思うのだがありがたい。そのあと僕は和僑会の講演にも顔を出す。この世界大会の講演には興味があったので少しだけだが参加させてもらった。名称は白熱討論会。荻野会長の講演を聴講させてもらう。荻野会長の話はとても分かりやすく事例を含めて紹介してくれた。

僕が時に印象的だった音は経験値に対するくだりの部分。経験者と若者と何が違うか?経験に基づく人脈、経験に基づく対応、経験に基づく判断が違う。ということを言っていた。それは本当に共感できる。僕もその事例をたくさんしっている。また、「人は毎日ジグゾーパズルをやっている。経験者は最初から答えがはまっている部分が多い。反面、記憶力、体力がないことも事実だ」と語る。分かりやすいね。

本当にそうおもう。いざという判断、一瞬の判断もおもいつきではない。過去の経験をたどってベストの答えだと確信して即座に動く力。それが経験であり経験に勝るものはない。すばらしい話なので最後まで聞いていたかったがコンサート会場の準備もありそこから移動。タクシーに分乗して会場である明星海鮮舫に移動する。

 

何ともきらきらした会場。結婚式などをやる人も多いゴージャスな雰囲気だ。そんな会場にてステージの準備をするがいろいろ足りないものが発覚してきた。まず、PAで音を返すのではなくアンプに頼ることになる。でも、そんなにパワーはない。マイクを建てたいがスタンドがない。どうするか?そこに宴会用に用意された日本酒の箱を発見。勝手に中身を出させていただき、これまた勝手にはこに穴を開けさせていただき臨時のマイクスタンドとする。これが結構うまく出来てサウンド的には問題ない環境を作れたかと思う。臨機応変にさりげなく、ハコを壊す。これも先ほどの荻野会長の講演からすれば経験値がなせることなのだ。そして、マイクスタンドがないとなると歌は?まあ、これは人間マイクスタンドを手配しよう。どうにでもなる。どんなときでも音が出ればこちらのペースでやれる。形にこだわらず中身にこだわっていく。

 

 

準備が出来た頃に会場から人が流れてきた。19時開始。最初にご挨拶を頂いたあと筒井ファウンダーがなんとCDの宣伝をしてくれている。本当にいつも温かい人だ。そして、僕らの出番となる。今回のステージはそもそもの構成を変えて望んだ。

通常のオリジナル曲や中国語曲など得意とするステージをやるのではなく、和僑会仕様のものにしたいという思いで準備をした。だ

から最初から歌にするのではなく、

「なぜ私が和僑なのか」、

「どうして和僑会と出会い、何故曲を作ったのか」、

「この曲はどんな曲なのか」

 

を伝えるトークをした。確かに曲先行でイベントを盛り上げることも出来る。ステージに上がって最初からトークだと、どうなんだろうかとも思う。でも、これでいい。今回は一点突破。伝えたいことは明確。「この曲はあなたたちの事を歌った曲であなたたちのために作り、あなたたちのものなんだ」と。

 

お仕着せといわれるかもしれないがそれでいい、ぼくはそのつもりでこの曲を作り仕上げた。その思いだけで作り上げた。だからストレートにいいたい。「この曲はあなたたちの曲だからあなたたちの体の中にいれてくれ!!」と。うけいれたくなければ、響かなければそれはそれで自由だ。それでも僕が自分の思いを変える必要はない。この曲を辛いとき、頑張りたい時にきいてくれ。おこがましいが創業の精神を歌にこめたものだから聞いといてくれと。

 

どれだけ伝わったかわからないが、思いを言うことができた。つたわらなかったら、また歌いに行く。何度でもどこへでも伝わるまで行く。そんな気持ちだね。

 

そして、shinonが改めて詩を朗読する。歌詞をもっとも大切にしたいのでメロディをはずしてみた。メロディがなければ言葉だけの勝負。ここにいるみんなの共感する部分がたくさんあるはずだ。自分自身でもこの歌詞には思い入れがある。自分で読んでいても何だが涙が出るときがある。きっと和僑のみんなには共感してもらえるはずだと。

そして、その後にようやく「和僑の風になれ」を歌うことに。

話ばかりでだれてしまわないかと思ったが、みんなしっかり聞いてくれていて、そして歌ってくれた。

これがみんなの歌、我々の和僑の歌だ。思い切ったやり方をしたステージだったがよかったと思う。

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