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グラデーションのかかった道へ

頼りになりますProducer SAKAI / Photo by Gucchi

今回いくところはChanmpasak(チャンパサック)というところ。
ラオス南部に位置する。メコンを越えてちょっといけばタイにいけるし、南下すればカンボジアだ。山を越えれば(大変だけれど)ベトナムということでインドシナ
各国はほんの鼻の先といったエリア。
それだけにいろいろな民族の様相である。

ここに行くために僕らはヴィエンチャンからラオス側で用意してくれたバスで移動。飛行機で行けば一時間くらいなんだけれどそこは贅沢はいえない。
まあ、10時間の旅。
北部のように山岳地帯ではないからまあいいか。
でも、10時間。
そういえば昔中国ツアーの最後の日は瀋陽から天津へのバスの移動でめっちゃ疲れたなぁ。などと思い出したりしてみる。

それでも、移動には移動の楽しさがある。
飛行機で行くと一気に土地も気候も民族も別世界になってしまうが、陸路を走ると
それがまるでグラデーションをかけたように移り変わっていくのだ。

風も少しづつ変わる。
暑かった風が乾いた風に変わってくると移動した距離を実感として感じるのだ。

そして、きっともう二度と会うことのないだろう町の人との一瞬の出会い。
そして、僕らは少しづつ目的地に近づいてくる。

僕を結構悩ますのはそんなときの食事だ。
バンビエンに行くときだった。
途中の休憩できそうな感じの小さな村に車は差し掛かり運転手の休憩もかねて止まったときのこと。
なんとなく懐かしいような露天が所狭しと並んでいる。
僕らのバンのほかにももう屋根から車内から満載となったボロボロのマイクロバスも数台と待っている。そこから恐ろしいくらいの人が出てくる。

そんな大量のお客を見たせいか物売りの子供たちが走ってくる。

手に持っているのはなんだか虫っぽいものだった。

これはキケンだ。

興味津々のMasaoはそんなときにたいていつかまって何か買わされる。
僕は遠くから「まあ、食べてみてよ」と叫ぶ。

ふと店の軒先を見ると卵が大量に売っていた。
よく見ると殻が壊されている。
中には孵化しかかったヒヨコらしきものがいる。
冷蔵庫ないのに大丈夫なんだろうか?

それらもきっとここに住んでいれば大切な蛋白源なんだろうなと思う。
日本人もイナゴの佃煮食べるし、きっと口に入れてしまえばおいしいのかもしれないけれど、そういうところがメッチャ保守的な僕はいつも傍観者だ。

今回もいろいろな町を通過してチェンパサックに向かう。

きっと今までと同じようにいろいろなものを見ることになるんだろうな。

そんなことも今から楽しみであったりするのだ。
怖いけど。

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