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World Heritage 16

カンボジアはサプライズの国だ。

前回、初めてプノンペンに来たときもそうじゃないか。

気分は上々。心の余裕が全員にチャージされた頃会場に到着。

いきなりステージチェックにサウンドチェックをする。

音響はあまりよくない。すぐにわかる。なにしろ音響設備たるものがない。もちろんモニターもない状況だ。

それでも問題はない。僕らはどんな所でもぼくらの音を出す。

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僕らが伝えたいことをどんな状況でも伝える。

それが僕らがやるべきたった一つのことだ。

今日はエアの混乱もあり、松田先生もカンボジア入りを断念。

便の遅れで到着していないチームもたくさんある。ベトナムの酷暑での疲れがないとは言えない。

環境的には精神的な部分も含めてみな厳しさを感じているに違いない。

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そんな中でやるJapan Festival。だからこそ不安は捨て去り僕らの気分を笑顔で満たしていこう。

マイナスなことは言っても変わるわけではないし、ここにスムーズにこれたことをよしとしよう。

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もともとは野外にある大きなステージでの演奏であった。規模感はかなり違う。

でも、そんなことは今となってはどうでもいいことでこの目の前に用意されたステージで何ができるかが重要なことだ。

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室内会場に変わったJapan Festival

室内会場に変わったJapan Festival

控え室に通されて準備をしていると会場に一般のお客さんが入ってくる。

思ったよりもかなりたくさんのお客さんで満席になっている。みんなカンボジア人だ。

一般の人が少ないんじゃないか?と思っていたので意外だなと思うが「ま、パーフェクトいるしね」の一言で済ましてしまうメンバー。

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カンボジアには絶対的な信頼を置いているから誰も気にしないのだ。

そこでステージ構成を組みなおす。

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今朝までの計画であればしっとりとした感じで構成をして最後のアラピアで盛り上げようという構成だった。

ただ、諸般のトラブルもあったし、若いカンボジア人が大勢聞いている。

これは先行逃げ切り型にかえたほうがいいんじゃないか?そう思うとすぐにメンバーを招集。

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僕の話そうとしているクメール語を教える。みんなで言葉を発するのだ。

バックの4人全員でステージでしゃべる。これは重要な演出だ。

演奏も変える。

ソフトな演奏よりもハード目にしていこう。

プノンペンの経験からカンボジア人のノリのポイントはわかっていた。

20分ほど押して20:20.僕らの出番が来た。このツアー最後のステージだ。

ステージに上がるや否や観客をあおる。

前方はVIP席で後方は一般の席になっている。

まずは後方のおきゃくさんをどこで総立ちにさせてしまうかだ。

そのためにもみんなの温度を上げなきゃ行けない。

へたくそなクメール語を連発するこの日本人バンドにお客さんたちはすっかりリラックスしてくれたようで一曲目から手拍子の嵐となった。

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最初の曲はぼくらの曲「moonlight&sunshie」。GYPSYQUEENのテーマソング的な曲だ。

この曲は僕らの原点でもあり2001年に初めて中国公演を開始したときの最初の一曲目でもある。

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この曲を長らく演奏できることに感謝。

そして、二曲目は日本の名曲を聞かせようということで「スキヤキ」をやる。

ただ、日本で有名なわけではなくこの曲はカンボジア人から必ずリクエストの来る非常にポピュラーな日本の歌なのだ。

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スローな曲ながらお客さんの受けはよい。そして今回のツアー用に準備した「Mouse love rice」。2005年重慶はで中国語版を歌ったな。

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今回はクメール語と英語バージョンを披露する。

これもこの国では大ヒットした曲なんだ。そして、最後は「アラピア」。

僕らも立ち上がって歌う。

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音楽は楽しむもので見ているよりも参加したほうが楽しいに決まっている。

最初から熱の高かったおきゃくさんと一体となったフィナーレの曲だ。

ステージには今回一緒に行動を共にしているリズムコレクションのメンバーも上がってくれた。

嬉しいよね。

こういうの。

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遠慮は要らない。どんどん絡んでくれ。

音楽は楽しいのが一番でそれ以外はどうでもいいんだ。

そんな気持ちでこのツアー最後のステージを終えた。

みんな一緒に!

みんな一緒に!

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