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Thailand tour 6

勢いよくmasaoのリズムで始まったステージ。
前半はオリジナルソングを続ける。
日本の音楽がインターネットなどにより入っているとはいえそれはごく一部であると思う。
実際に今でもタイ語でないと話が通じない人が多い。

「最近の人はみんな英語分かるからね」なんていう話を聞くがそれは実感として感じられない。
だとすればタイ語オンリでないとだめか?
タイ語だけでやるのが良しとされるならば、タイ人のシンガーがやればいい。
日本人だからこその面白さを知ってもらい、そして、それだけでなくタイ語でもリラックスし、知っている曲と初めての曲をうまくミックスしたステージになるようにした。

前半のミディアムロックを続けた後にアコーステックに行く。
ここでもステージの流れで場合によっては曲を増やしたり、削ったりする。
この日は削ったパターン。

本番前にセットリストを変えてアコースティックを一曲にした。
その曲は「サオチェンマイ」「サオ」は娘ということだから「チェンマイの娘」というベタなタイトル。
内容もChiang Mai弁を使っていたりしてこの町に根づく歌らしい。
最初この曲を友人のソムチャイさんに聞いた。
そのときはずいぶんのんびりした歌だなぁと思った。

バンドアレンジをしたのだが、どうもしっくりこない。
このメロならアコースティックかも、ということでアコ1本ということになった。
結果、MCのタイ語に加えてこの曲は大盛り上がり。

サオチェンマイが受けているとき不安もでてきた。
えてしてこういったスローな曲が受ける会場のときは英語系やロックが受けない。
たとえば上海はその逆で、ロック、それも英語や日本語が受けたりするが中国語の民謡的な歌を歌っても反応がなかった記憶がある。
それを当てはめればこれは逆のパターン。

まあ、憶測は止めておこう。
アコースティックタイムの時にはぼくとmasaoはバックステージに
降りているのだがここでも写真攻めに会う。

そこにヤスさんが登場「みんなおとなしいので気にしないで下さいね」と。
確かにロックコンサートとなれば盛り上がるイメージだがここはじっくり聞いている
感じであった。
みんな静かなんだけれど、ずっとこっちを見て聞いている。
「もりあがろうぜ」だけでない所も経験しているのでその点は大丈夫だったし、そんな気遣いをしていただき申し訳ないくらいだ。

そして再びステージにあがりメンバー紹介。
しかし、僕とmachaのタイ語がこれまた通じない感じがするのだ。
簡単な言葉なら反応があるのだが長いのは難しいね。
救いはこの部分のトークがメンバー紹介のギミックの部分であったことか。

今までどこの国もその国の言葉でメンバー紹介を持っていった。
Shinonに比べては話す部分が少ないが、僕らもただ、楽器だけ弾いているわけにもいかない。
次は頑張らないとね。
Shinonもキーになる部分をタイ語、それ以外を英語にて進める。
ぼくらの稚拙なタイ語と異なり、さすがに日本でレッスンをしてきた成果か、反応がある。努力は裏切らないという。やっぱりやることやらないとだなと反省。

しかし、その英語もなかなか理解されないというタイ北部ならではの環境でもあった。
後から聞いたのだがやはりここでは英語は良く分からない人が大半とのこと。

特に今回の会場はセグメント化されたある程度来場者の基準が見えるコンサートホールでやるのではなく、だれでも聞けるオープンスペースでやったコンサート。
もちろん英語力の乏しい人も多いというのだ。
もっとものことである。

中盤はshinonが衣装を変えてタイ語の曲と僕らの新曲を織り交ぜて進める。
やはりタイ語の反応がよい。パーミーなど著名なアーチストの曲を日本風なロックアレンジにして演奏するとお客さんの体が動いてくるような感じがした。

そして、今回のコラボレート相手のマイムアン登場。
とおもったが、まだ会場についていないとのこと。実際僕らのステージがかなり前倒しになっていたので、彼女が来る時間になっていなかったのだ。

あと7,8分。その時間をつながなければ!
どうしようとおもったときにヤスさんがステージに上がってくれた。
僕らへのインタビューコーナーにしようというもの。
いいアイデアだ。
それだと退屈しないでみてくれているよね。
機転に救われ何とか場を保つ。

そして、何事もなかったようにマイムアン登場。
2人のデュオだがすばらしい声をしていた。まるでこのChiang Maiの風のように。

癒し糸はこういうことですね。
と言えそうな気配であった。そのあたりから会場の雰囲気もつかめshinonも切れ始めてくる。

いいのりが出てきた。
そして最後は僕らが最初に覚えたタイ語曲、「DOREMI」と「SABAI SABAI」だ。
やっていくうちにいくつもアレンジをかえたこの二曲は今のところ僕らの中のアレンジの最終形だ。

さらに12月ということで「第九」のロックバージョンを、途中からはshinonがようやく買った王冠をつけて「JoyfulJoyful」に展開してさらに「Hey Jude」のエンディングへとつなげる。
いろいろな音楽を聞き、感じて公演の最後にはこれを、とおもった選曲だった。
全員で挨拶をしてアンコールにもう一曲パーミーの曲を演奏する。

哀しい失恋の曲をちょっとおしゃれなコード感で表現。
この曲もタイでは有名なせいかお客さんの口元が動いているのが分かる。

20:40終了。みんなおつかれさま!

タイに行くならタイ語で、とがんばった日々は報われたのではないか?

終了後、安細領事にご挨拶をする。

この公演を支えてくれた総領事館のみなさんには本当に感謝だ。
安細領事からもタイ語にチャレンジしたこと、この日の多々ある催しの中でも盛り上がったことを評価頂いた。
その言葉をメンバー、スタッフ全員に伝えたい。
ステージが終わるとあっという間に撤収。
「お疲れ様!」「ありがとう!」「良かったですよ!」そんな言葉が飛び交う中、暑くないせいか撤去もてきぱきと進む。一度ホテルに戻りたかったがそんな時間もない。

そう、今日は打上げだ。実行委員長の谷口さんとそして今日ステージを支えてくれたヤスさん、そして昨日も今日もお付き合い頂いた方々とうちあがっちゃおう!

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