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Thailand tour 4

時間ってあっというまに過ぎていく。
部屋に戻り準備をするとすぐに集合時間だった。

ちょっとでも眠りたい。でも、そうもいかない。
16:00。とりあえずステージで使う小道具を買いに。
まずは国旗だ。タイの国旗はなんとなく2種類。王様関係の黄色いものと通常の国旗の2種ある。これを近くの店でGETして王冠を探しに行く。

タイの民族衣装によくある王冠で今回のコンサートの最後の第九の最後にshinonにそれを付けて出てきてもらうというもの。
しかし、なかなかみつからない。
ロイカトンの飾りは各所にあるのだが。。
仕方なく諦めて衣装を探しに行く。
これもやはりタイならタイっぽいものを、ということでこちらにきてから探そうということになっていた。

ミーさんがいろいろ街中を走ってくれた。
いわゆるお土産屋にはまったく興味がないのでかえってミーさんには手間。申し訳ないね。それでもステージに妥協はしたくないので何軒も探しに行くが結局みつからなかった。
ちょっと郊外にでたシルクショップのカフェでshinonが衣装を探している間男性陣はのんびりとお茶をする。
夕暮れは涼しく、美しい。
バタバタと過ごしてきた日々の中、一時の息をつくことが出来た。

結局みつからないということで今日のところは諦める。明日があるさ。18:00に夕食
を取りに出発。
今日はなんと99バーツの焼肉があるというのでそこに行こうということになる。ムーガタというらしいがどんなんだろう。

途中象が普通に道に。なんだ。これは。
ペット?そんなわけはないと思うが。。
よく見ると尻尾に蛍光板をつけている。

なんでだろうとおもったけれどすぐに答えを見つけた。
「あのライト。自転車と一緒の追突防止ランプね」
象も立派な交通手段なのかとおもうと凄いよね。

そうしているうちにムーガタ会場に到着。
大きな店内の中心に人が群がっている。
あそこに食材があるんだなと思ってなるべくその中心部に向かう。

そうするとものすごい状況であった。
いろいろな種類の肉や野菜などが大きなパレットに入っていて、それをみんな我先にと取っていく。

取りすぎた人が手で肉を戻したりという感じ。いいんかい!とおもいつつ。
マイペンライなんだろう。

見た目すごいけれど結構おいしくてライブ前にもかかわらずかなり食べまくる。

「ビールはやめておこう」というのが大人の記しか。
そんな中、ミーさんが次々にいろいろなものを運んでくる。
気配りがある男性が多いと本当に思うね。
時間はどんどん過ぎてヤーマンに行く時間となった。あわただしく撤収。そして21:00。ヤーマンに向かう。

30分ほどで到着するとオーナーが入り口で待っていた。今日はビールの原酒(?)を飲ませてくれるという。とりあえず軽めのビールを一杯頂いていると出番が近づいてきて、ステージからあおりが。
昼間のリハで仲良くなったメンバーたちはステージ上から僕らにがんがん視線を送って来る。

22:00。出番の時間だ。
ここに来ることになって、この場所を探し交渉して今日に至った。オーナーは快く尽くしてくれる。バンドはよそものの僕らを120%の笑顔で迎えてくれる。

なるべく人に頼らないようにして、そしていきついたこの小さなコンサートはきっと僕らのアジアでの活動の方法をまた一つ変えてくれるだろう。

現地ブッキングを自分たちでする。言葉では簡単だがそんなことをする音楽家は少ない。まして、ギャラをキチンと出してもらうとなるとハードルは高い。

でもそれを超えることができたのはスタッフ、メンバーの力だ。
「誰もができることをやる」ことは僕らにとってあまり意味のないことだから、この新しい仕組みつくりを大切にしたい。
そんな思いを抱いてステージに上がる。

最初はAlfred&Julia。場所の雰囲気なども考えてやろうとなったのだが正直最初は分からない。
分からないことを考えても仕方ないのでまずは素の僕らでいくことにした。
僕らはROCKBAND。
出せる音もROCKが一番だ。
そんなステージは始まった。

明日のメインステージのためのテストをかねたこの日のステージは予定を全てこなすことが出来た。

サオチェンマイが予想以上に受けること、大音量には慣れていないこと。
英語のMCへの反応が少ないこと。
総じて日本では分からないことばかりだったので、明日のステージを行う上でのデータになった。

僕らの演奏が終わるとハコバンがお礼にと「北酒場」と「スバル」を演奏してくれた。一緒に歌えと言われてちょっと躊躇するshinon。
それでもmasaoは全開でツインドラムを展開する。さらにセッションタイムになり、結局は70分くらいのステージになってしまった。

ギターバトルはmachaと相手のバンドのギタリストの延々たる掛け合い。
通常、完全にアウェの状態でやるセッションは不利だ。
アンプや音の出方など、余計な気を使うところが多くなった分だけ、リラックスしたプレイは出来ない。

そんなことはまったく感じさせないmachaはさすがだと思う。

まあ、彼にとってはあたりまえのことなんだろう。それはmasaoに至ってもそうである。どんなところでもmasaoはmasaoのドラムをたたく。
愚直なまでにまっすぐなドラムは評価されないわけがない。
という僕はというとこのセッション曲をまったく知らず、タンバリン奏者になりきっていた。ワイヤレスもしまったあとなのでまさか、とおもったがここはタイ。
そんなに生易しくなく、演奏中にベースがシールドを抜いて僕に渡してきた。
すっかり気を抜いていたので対して弾くこともできなかった。今度セッションをやるときにはもうちょっと気を入れてやろうと反省。

そして、僕らの出番は終了してステージを降りる。
待ち受けるオーナーと3リットル入りのビアタワー。
これ全部飲まないとです。

そして、谷口さんが声をかけてくれたのか、現地に駐在する日本人の方々がきてくれた。こうして現地で頑張っている人たちと会うのは同じ日本人として嬉しい。
何よりも全部日本語というのが気楽である。
場は盛り上がり、日本人、ドイツ人、国連の人、もちろんタイ人とみんなで盛り上がった。

明日の本番を控えて飲めないshinonがかわいそうなくらいにおいしいビールであった。
時間はどんどんたっていくもので、明日の夜のステージの約束をしたブラッセリーのトックさんのところへ行かねばならない時間になった。

業務時間をとうに超えているのにミーさんは待っていてくれる。ありがたい。
とりあえずバンドを2つのグループに分け、まずは機材運搬、残りの人はブラッセリーで落としてもらうことに。
谷口さんの車とその荷台に分かれて移動。荷台のmachaは寒くて死にそうな雰囲気。

タイでも寒いところは寒いんだな。

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