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LAOS TOUR 5

Destination 5
2008/02/18
7:00起床。窓の外は意外にもさわやか。初夏?日本の4月くらいかな?でも、日差しを浴びるとそれなりに暑い。朝食をとり8:30にロビー集合。今日はいよいよラオス南部に向かう日だ。すでにソムディは待機している。運転手のカンパイもすでにまっていた。なまえがカンパイなのでいきなりメンバーも食いつく。覚えやすいよね。なんといっても。バスに乗り込むとソムディが乗ってこない。「出発するよ!」そういうと「僕は明日行くよ」という。ほんとかな?まあ、待ってるよ、ということで出発だ。

 

市内は車で混んでいる。前回までトゥクトゥクで混んでいるということはあったが。。こんなにも車社会になってきたんだなと思う。去年、ベトナムでも思ったことだ。バイクだらけの国が来るまであふれていたっけ。きっとこの流れは加速していくだろう。だからこそこの時期のこの国をよく見ておきたいものだ。

 

凱旋門を越えて、しばらくするとこの開放的な街道筋にずっと目隠しの工事中の壁が続いた。「なにがあるのかな?」スタッフに聞いてみると、ここに巨大なチャイナタウンを作る計画があるという。環境についてはよくわからないがここ一帯だけすべての木が伐採されてしまっていてちょっと毒々しい。発展を取るのか、自然を取るのかという議論の前の話としてこんなに自然を破壊してしまっていいのか?となんとなく怖い気がした。

 

一本道はどこまでも続き市内を出るともう順調である。がんがんに飛ばして10:30。バーンナ寺院に着く。静かに佇むこの寺院。なんだか岩盤の上に直接塔が乗っているかんじの寺院で神秘的である。サイに連れられて本堂でラオス式お祈りも初経験。気持ちもテンションも高くまだまだOKだ。さらに2時間。だんだん車内も無口になってきた。

 

 

12:10。バカリに到着。ここで昼食をとる。意外にもおしゃれな感じのオープンレストランに入る。雰囲気もよくて思わず長居をしてしまったのだがこれがあとあと響いてくることはまだ予測できていなかった。13:50.長めのランチを終えて支払い。全員で20万キップ。まあ2000円弱だ。ビアラオを飲みすぎたせいかすでにmachaは眠りモード。そしてバスは出発。まだ3分の1しかきていないことに一人焦る僕。

15:20.転寝からさめると景色が変わり始めていた。左側に乾いたような岩山が見えてくる。細長いラオスの背骨にあたる部分なのか?いずれにしてもメコンをちょっと離れたエリアを走る。途中、前を走るトラックの跳ねた石がフロントガラスにあたりガラスがかなり損傷する。これはやばいぞと思ったがなんだか気にしていないみたいだ。まあ、走らなくなったわけでもないし、これがいわゆるボーペニャンなんだろう。日本人だったらきっと大変。車を降りて真っ先にチェックしたり、保険は?なんて会話するんだろうけれどね。

 

16:00。ここで給油ポイントにはいる。体を伸ばすにはちょうどいい。街道に出てみるといわゆる地平線までずっとまっすぐな道が続いている。時折猛スピードでトラックや乗り合いバスが通り過ぎる。それも、まばらだ。メコンの方を眺めると雲の切れ間から指す太陽がいくつもの筋となって降り注いでいる。絶景だね。ひたすら広がる荒野に降り注ぐ太陽。風は乾いていて気持ちいい。息を思いっきり吸い込んだ。なんとなくメコンの香りがする気がした。

 

16:10.ターケークに到着。ここでひさしぶりにメコンに出る。「おお!でかい!」川幅がかなり広くなってきて今までラオスで見ていたメコンではなくなっている。そうだ、ベトナムで見たメコンに近くなっているかも。西日が強烈に肌を刺す。町並みはかなり古く、フランスの面影があるような建築が多い。よく見ると欄干の装飾などが妙にアートしているのだ。昔からあるモノをうまく使うのがうまいんだろう。何も新しく作り直しことがベストじゃない。あるものの有効活用はエコにもなるし、自然界のごく当たり前の流れなのだ。その後バスはさらに爆走。

 

17:30.サワンナケートの分岐点で直接パクセーを目指す。すでにかなりのロスタイムもありこれ以上遅れられないのだ。チャンパサックの外務省から連絡が入る。「ホテルに花束を渡す人を用意しているけれどあとどれくらいかかる?」。すでに待機中のようだがあと数時間は確実にかかる現在位置。自然と気持ちだけが先にパクセー入りしている感じだ。

 

18:00。日が沈み今日が終わろうとしている。朝からずっと太陽をみていて東の空からこうして西の日没まで僕らは南北にバスを走らせた。一日中メコンと一緒だ。焼けた夕陽が西のメコンの果てに沈み、東から昇った月が存在感をあらわにする。

 

19:30。サイが「あと160kmだから」と慰められる。でも、普通160kmというと逆にがっかりじゃない?距離感のギャップを感じるが男は黙ってうなずくものだ。赤い夕日がすべて窓の外の黒に吸い込まれるころ町の明かりらしきものが見えてきた。パクセーだ。ここが今回の話のねたになるのだろうか?高層建築のほとんどない町のシルエットにひときわ大きな建物が見えてきた。たぶんあそこが今日のゴールに違いない。

 

そして、20:30。チャンパサックパレルホテルに到着。うーん、長旅だった。ホテルに到着するとチャンパサック県の外務省の役人のカイケオさんが待っていた。とても怖そうな人である。その人の横にいる女性がたぶん数時間またされた花束贈呈の女性。Shinonが受け取るとニッこり笑ってくれて少しほっとする。ここは昔の王様の宮殿をホテルにしたもので、このエリアでは最高級のホテルだ。

 

僕らがバスを降りると10人近くの人がでてきて荷物を持っていった。僕らはそのままレストランに通される。大きなレストランに僕らだけ。そして、そのまま歓迎の夕食会となった。カイケオさんはラオス語オンリーのようでサイが結局通訳をすることに。歓迎の挨拶を終えまずはビアラオということで打ち解ける。ビアラオ好きの僕らにはもってこいだが、この国でビアラオをほめるとみんな喜んでくれる。でも、正直にこのビアラオがおいしいんだからこれはラッキーなことである。

 

会食を終え部屋にはいるとこれまた豪華な応接セット付のスイートルーム。なんとNHKも映る。ここでミーティング。気持ちを切り替えて明日からの準備を行う。一日車の中だったがそれでも結構疲れて早めに就寝。

 

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