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Sakura Festival in Vietnam 2

機体は降下をはじめ霧の中を揺れながら行く。ほんのりと明るい街並みが見えてきた。その先にノイバイ空港の明りが見える。ようやくついた。そんな感じだ。到着後、簡素な空港ロビーにでる。出迎えの人が誰もいないで途方に暮れること1時間。主催者の人たちが迎えに来てくれた。

すでにイベントは始まっていて、かなりバタバタしている様子で遅れたことを非常に申し訳なさそうにしている。まあ、普段のツアーのことを考えれば1時間は誤差にもならないので全く気にしなく市内へ。ホテルに到着したのはちょうど21時だった。一日長い移動だった。

ホテルには諸富さんがなんとビアラオの差し入れを持ってラオスから来てくれていた。再会もうれしい、さあ、とりあえず一杯、ということで後続の立川先生を待つためにすぐ隣の店でビアハノイを飲む。

BIA HANOI

BIA HANOI

その間、会場サイドから電話がきて急遽スケジュールが一部修正。朝8時からのRHが10時からになった。それはありがたいがすでにこの時間。僕らだけではなく各方面に連絡を入れなければいけない。単独行動で無いので急な判断は全体のスケジュールに影響してしまう。その辺の進め方についてsakaiと話す。

その後、入れ違いで結局先生と会えずじまい。24時、ホテルに戻る。明日は早いからね。ホテルの窓からは夜景がきれいだ。明日はどうなるのだろう、荷物を解いて一準備をして就寝。

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2009/04/11
6:30起床。昨日から気になっていた天気。窓の外はどんよりしている。7:00朝食、みんなの話題は今日の天気だ。準備を整えて7:30ロビーへ。すでにドライバーは待ってくれている。時間に正確なんだよね。

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会場付近は若干混んでいて、8:00会場到着。ステージはすでに組みあがっていてバンドのサウンドチェックなどが始まっている。当初の予定と変わったということでshinon以外は先発組み、shinonのみあとから諸富さんがピックアップに行ってくれるという。ステージは充分な広さだったが、モニターの還りなどはかなり調整が必要に思える。

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MyLinhが野外はあまり好きでないということが良くわかる環境である。現地のスタッフに入り混じりsakai&諸富さんも加わってのスタンバイ。まだまだ出番は先のようだ。

雨が降ってきてなんとなく不安になる。これで雨天中止となったらさすがにしゃれにはならない。一緒にきてくれた人たちみんなに申し訳ない。どうにもならない天気だけにやきもきしながらひたすら待っていた。

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その頃MyLinhのマネージャーのHoaiが到着してご対面。まるでMylinhのようなショートヘアの女性である。ここにきてオペラハウスを見ることができないとか、いろいろとお願いしていたことが出来ていないということが発覚。今回は僕らだけではなく間接的にも立川先生やIRC2の糟谷社長などVIPからの依頼事項も含まれており、「できていません」では答えにならないばかりか僕らの信用問題にも関わることだ。

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これじゃまずいぞベトナムのエンターテイメント。

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そんなやり取りでまるで今新しく話が出てきたがごとく調整をし始めてもらう。一ヶ月前からやり取りしたメールはなんの意味も無いのか?まだまだ仕事のレベルの大きな差を感じざるをえない。

そんな中、Shinonが会場に到着。ステージ上はまだスタンバイ中。なんとか急いでもらってサウンドチェック代わりのRHが始まったのがもう9:40くらいだった。途中masaoがまたもや自前のミキサーをショートさせる事件もあり緊迫感はさらに高まる。

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全体の運営にも影響が出るのでさくっと音場を確認して終了。まあ、先のツアーと比べれば楽園だ。これだけの機材があればぶっつけ本番でも問題ない。終了後、10:30ホテルへもどり立川先生と糟谷社長と合流する。

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今現在の状況を説明してとりあえず11:30ランチへ。Deewoo Hotelに近いベトナムレストランに行く。久しぶりのベトナム料理だ。外は時折豪雨で気が気じゃない。会場での打ち合わせが押していたSakaiも合流。ようやく天気も晴れてきた。

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一度ホテルに戻りミーリンとの打ち合わせに備える。12月にきた時にはいろいろお世話になったものだ。今回はプロデューサのフイタンがホーチミンに行ってしまっているらしく会えないとのこと。変わりにHoaiさんがマネージャとしてついているということだ。

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14時。ミーリンと再会。楽曲製作について立川先生を交えて話をする。GYPSYQUEENとMyLinhのコラボの話が続く。アジアでいろいろなアーチストと競演を果たしているがまさにMylinhは別格。そして女王とは思えない人当たりのよさ。きっとこれで成功したんだろうなと思う。そんな中、会場から連絡が入る。

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「さっきの豪雨でステージ天井が落ちた」ん?大丈夫だろうか。機材は?まあ、今僕が考えても仕方ないのでそこはSakaiに任せて打ち合わせを進める。それでも意識しなくても公演が流れたら?という不安がよぎる。ステージの屋根が落ちるということは下にある機材やそれこそそのとき誰もいなかったのだろうか?事故はまずい。頼むぞハノイ。また僕らを追い返すなんてことはやめてよね。

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そして15:30。打ち合わせが終わったころに第3チームがホテルに到着。これで全員揃った。集合は17時だったのでこの合間を見てホテル横の足裏マッサージに。飛行機の乗り継ぎや移動での立ちっぱなしで結構疲れているかも。ここは1時間8万ドンということで結構リーズナブルな店だと思う。その後17時出発。会場へ向かう。屋根はなくなったが運営には問題ないという情報が入った。

立川先生と糟谷社長

立川先生と糟谷社長

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ただ、漏電防止のために一回機材はすべて撤去したそうで、リハーサルのセッティングもすべて一からやり直し手ほしいとのこと。まあいい、それよりも屋根がなくなったので天気が持つかどうか心配だ。「雨が降っても僕の歌は負けないって代々木でラムチューンは言っていたんですよ」とmaiちゃんは僕らを勇気付ける。

そうだその通り。雨なんてふきとばしてやろう!そんな気持ちで会場に向かう。ステージ脇まで行くとお客さんはすでに入っていてスタートを待つばかりになっている。楽器をもし置きっぱなしにしていたらすでにアウトだったと思うといつも自分の荷物を持って歩く習慣が生きた感じがする。

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セッティングは諸富さんSakaiの懸命なる作業でほとんど遅れることなくスタートできた。舞台を支える人たちの努力は尊い。

ステージ袖にミーリンも到着する。

僕らはステージに飛び出した。

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