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Beijing2008 3

会場に入ってみるとそこはいい感じの酒バーだった。ステージを想像していたがステージにのれるのはバンドが一列に並ぶ形。ROCKOKというのでここを選んだのだがちょっとニュアンスが違う。

ここに来る前にBoy&Girlのどちらにするかという話があった。個人的にはなじみのある、そしてステージの広さが想像できるBoy&Grlにしたかったが、会場側からお勧めがあったこともあり、ここに。ということは当然それなりのものがあるとおもった。

でも、そこが中国。特に何の告知もなく会場入りすると準備をするようにいわれる。そして、どう考えてもBGMとしてのバンドがやるようなスペース、またはJAZZバンドのスペース的でROCKには不向きである。

まあ、今日はしょっぱな。RHの意味合いもあるのでかまわないが会場の選定についてはいつも当日現場の出方しだいという点は相変わらずの課題である。

それでも、オーナーがいいかげんだということはなく、いたって普通に準備を始める。スケジュールも詰まっていてのんびりしている余裕はない。

表通りからはハロウインの不気味な格好をした人たちが店を行き来している。へんなスフィンクスのような人が妙にフレンドリーに話してくるとおもったら店員であった。

中国でハロウインパーティ。イメージできなかったがこれもこの町に来てさほど不思議ではなくなった。今回は、基本GYPSYQUEEN+αというのが元になっている。Machaの代わりをしゅうじが務めて、そのバックアップに数人が加わることになる。

まずはサトル。イキのいいギタリスト。王子様の格好は何はともあれアーチストだ。とにかく前に出る。その姿勢はアーチストとしての素養を兼ね備えている。とはいっても超狭いステージ(横長のスペース?)でのセットは手間取る。ライン出力当たり前の国なので、さくっと準備を進めるがたぶんこういう環境に慣れていないのだろう、ほかの楽器連中は困惑気味だ。

出音が想像できないのは厳しい。でも、厳しくてもステージは始まる。だから、最初の一音を出してからいかに短時間でそれなりの音に修正できるかがポイントだし、それがこの世界に生きる秘訣だ。

いきなりそれを求めるのは酷かもしれないがそれができないととにかくだめな世界。課題は残しつつもがんばっている姿は未来を感じる。きっと彼らなりにこの環境への不満と、できない自分に対するしたため、そして結果が出たときの達成感が共存して残るだろう。

そして、残ったものの中でポジティブな部分が半数を超えていればクリア。次に進める。ネガティブなものが半数を超えればチェック。ここで帰国となる。

ウルトラクイズよろしく誰のせいにもできない孤独なアーチストという人生への挑戦でもある。きっと越えてくれるであろう。

何かのせいにして饒舌に語ることなく自分でできるようになることを。ある意味非常によい中国でのリハーサルを体験できたとおもう。氏神さんも同様で本来は明日の本番のみであったがここで3曲をトライ。よき感触を得たようだった。この辺はさすがである。

小一時間のステージを終えて会場を出る。22:30.女人街の近く2kolegasへ到着。ここにはバスは入れないので10分弱歩くことに。ハードケースをもっての移動はきつい。しばらくもっていると指の感覚がなくなる。左右持替え長柄の移動は苦痛だ。多少邪魔でも現地移動用のソフトケースは必要だなと実感。

ここは周りがドライブインシアターになっている。昼間は汚そうだが、夜は妙にイルミネーションで綺麗だ。大きな池があり、その周りに寂れた店が点在する。その一番奥が2kolegasだ。掘っ立て小屋の様相のこのライブハウスはファンキー末吉さんの紹介でアクセスしたところ。

さすがファンキーさんならではの小屋である。もう、もろ中国のアンダーグラウンドシーンが目に浮かぶ。これはどんな大音量でも大丈夫だなとちょっとうれしくなる。アンプが壊れるくらいでやってやろうとほくそ笑む僕。

今日はhelenに呼ばれてパーティに顔を出すことになっていた。到着すると受付でhelenを呼び出す。まだきていないというshinonが連絡するとご飯中とのこと。おいおい。まあ、いいちょっと待つ間に会場を見ておこう。

受付がお金を払えというがとりあえず無視して小屋の中へ。イメージしたとおりの感じでもうアンダーです。こりゃいい。外に出て数十分。寒いのでとりあえずバスに戻ることに。バスで待っているとジャンジエがやってきた。

Helenの使いでこさせられたみたいだ。約二年ぶりの対面だがまるで先週あっていたかのような感じ。そして、彼らはますます角の取れたアーチストになっていた。最初にあったあの危なさはもうない。

話をしてみると、出番が1時になったということでまだ会場入りしていないという。この時点でHelenと会うことを断念。とりあえずジャンジエに内容を伝える。

明日は11時には来てくれ。Helenとのコラボについては明日楽屋で話そう。簡単に話せばこの二つ。

深夜1時からの本番ということは絶対スタートは遅れるだろうし、結局2時、3時になるだろう。それで11時に彼らがこれるかは疑問であるがそれは彼らが考えること。とにかく11時に待ってるから絶対に寝過ごさないようにと伝えて分かれる。

それにしてもジャンジエ。本当にいいやつで、いい出会いであったとおもう。北京なまりの中国語でがんがん話してくる。こっちがわかっているのかどうかは関係ないんだよね。そんな感じがまたいいんだな。それもファンキーさんの紹介で13clubでライブをやったときなんだよね。本当に感謝である。そのファンキーさん、会いたかったがなんと今香港へ。会えずに残念だがまたの機会もあろう。

結局相次ぐ変更でみんなを待たせてしまった。ホテルに戻ったのは24時過ぎ。長い一日だった。元気がある人は呑みに行こうということで10数人を連れ立って近くの飲み屋に。

とりわけいい感じの店を探してはいる。店に入っていったのに半分照明が消えているのがまたいい。初日の乾杯。そう、24時も越えて今日はterumaのバースディだ。異国でのバースデーは思い出に残る。

彼にとってこれがよい思い出になればとおもう。彼らの決断力はものすごくいい感じで、teruma向けのバースデープレセントを昼間買っていたらしい。言葉もわからないのによく買いにいったな。とおもう。

なんだか妙なセンスのバックル。誰のセンス?まあ、いい。とりあえずterumaにお祝いの一気をたくさんさせてあげて盛り上がった。もっととことん語りたいところだが明日の本番もあり2:00を回った時点で解散。

車の一台も通らない寒空のなかホテルに戻る。途中24時間のコンビにで一本2元のビールを買い付け部屋に戻り明日からの準備をする。

このホテル四星だけあってなかなか快適だ。

熱いシャワーを浴びて気づくと3時を過ぎている。

寝なければ。明日も早い。

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“Beijing2008 3” への2件のフィードバック

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