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Vietnam Fes 7

Photo by T.Hagiwara

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最後の演目が終わりグランドフィナーレの時間。楽屋から出ると確かに大粒の雨である。心配するスタッフに「かっこ悪くてもいいのでセットをすべてステージ最後部においてやりましょう」と話す。

こういうときはスタッフは機材のことを気にしてくれるものだ。

だからバンドサイドから言わないとスタッフの人々も遠慮をしてしまう。

幸い小降りになってきている。これなら大丈夫だ。

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それよりも早くスタートしないと待っているお客さんがかわいそうだ。バンドの準備は最小限に抑えて開始を急ぐ。

ぼくらの準備はすぐにできた。あとはタイミングを待つ。

この時間が一番長いと感じるとき。ようやくGOサインが出る。

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よし、いこう!まずはGYPSYQUEENが一曲。

そして、その中盤に出演者がステージに登場する仕組みとなっている。この一年間かけて準備をした最後の演奏がこのフェスの最後に用意された。その場を用意してくれた事務局長に感謝。

そして、それを務め上げる責任も重大である。

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最後にみんながよかったといえるものにするためにぼくらの努力は不可欠だ。そんな思いを盛り上がるお客さんを見ながら考えていた。

長かったけれど楽しかった壮大なプロジェクトだった。もうぬれてもいいと思ってのステージ。

machaもshinonも自然に前に出る。

まだ、相当降っているな。この中で待っていてくれたのか。

気持ちも高ぶってくるよ。ほんと。

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出演者が揃い日本代表としてshinonが、ベトナム代表としてLamTruongMy Linhがそれぞれの感想を述べていく。

その後式は進み最後に大使と松田先生の閉会の言葉。

それはありきたりの原稿を読むのではなく、温かい心のこもった言葉であった。おまけとして大使や先生の言葉の合間にバンドの効果音。

先生が会場を沸かせるとsyujiがギターをガーン、と鳴らす。

こんな挨拶は今までないよね。なんとなく楽しい。

大体挨拶にお客さんが歓声で応えるってあり?通常聞いたことない盛り上がりがこのスピーチでも続くのだからこれはまさにベトナムパワーとしか言いようがない。

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「来年はベトナムでやるぞ!」先生の言葉にみんな頷く。

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そしてMyLinhが最後に歌う。

そこでさらにサプライズが。

さっきからshinonMy Linhがなにやらもみ合っている。「すわ、ケンカか?!」

まさかそんなことはない。

そう、MyLinhshinonに一緒に「paradise in your soul」を歌おうと持ちかけていたのだ。

当然shinonは戸惑う。何いってんだよ。自分の持ち歌だろう。と思うがまあ最後の最後にあのMyLinhに一緒に歌おうといわれるとそれはびびります。ぼくだとしてもね。

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でもMyLinhには魔法があって競演するとその彼女の雰囲気に一気に乗せられるというところがある。

実際にそうであった。

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この曲を熱唱する二人。日本人の書いた曲を英語でベトナム人と日本人が歌う。このコンサートの象徴的なことであった。

これは計画されたとしたら絶対に実現不可能だろう。どうすすめるか、リハーサルは?などなどいろいろなからみがあってなかなかできることではない。ステージの上でMyLinhの機転で当日いきなり二人の中で決めたからできたこと。

そして、その中身は最高の幕引きとなった。

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そして、これで本当に最後。LamTruong,HienThuc,shinonによる今回の公式テーマソング[Happy to see you]だ。

そしてこの最後の歌にはMyLinhも参加。

全員がステージ最前列まででてお客さんとの距離を縮める。

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この成功はみんなのおかげ。

会場のお客さんも出演者もスタッフもみんな含めて

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Happy to see you!

あなたに会えてよかった!

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こうして嵐に見舞われたVietnamFestival2008は大成功のうちに幕を閉じた。

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みんなお疲れ様!

すばらしいイベントをありがとう。

皇室までが参加したこのイベント。後に語り継がれるに違いない。

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本当にお疲れ様でした。

よし、これから打ち上げだ!

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