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貴州ツアー2

新しい虹橋空港はとても広い。

僕が初めて上海にきたのは古い虹橋空港だったな。

時間があったので食事をすることに。

きっとこのあとの国内線の食事は期待できない。

そう思ってだ。

虹橋空港のカフェで

イメージとはちょっと違うが中華風のスペアリブセットを頼む。

まあまあだ。

欧米化している僕ら。

どうしても美味しいコーヒーが飲みたくなりカフェに。

そうしているうちに搭乗時間となった。

17:30予定通り上海を飛び立つ。

国内線といっても2時間40分も飛ぶ。

東京からの距離の倍近いわけだから中国は広い!

と改めて思う。

機体はまたもや急上昇で飛び立つ。

この辺りはまだまだ明るい。

18:30夕食はパス。

でも、パスして良かったと思う内容だった。

19時も過ぎ夕焼けが遠のく。

そこからは闇の世界だ。

 

そうして予定通り20:10に貴陽空港に。

中国15都市目にたどりついた。

空港は貴州省の省都でもあるわりには小さい空港だった。

おかげですぐに空港をでることができた。

ゲートを出ると数台のTVカメラが待っていた。

貴陽空港

地震のあった日本から日中友好のために来たバンド。

ということで注目されている。

最初に千羽鶴をもらってびっくり。

「日本に起きた大地震の被害者に追悼をささげる。そして、この時期に貴州に切れくれて本当に感謝する」と旅行局の局長が来ていてお話を伺った。

日本の伝道師

僕は震災翌日の朝日新聞を見せ「日本は復興に向けて頑張っているから大丈夫だ」と伝える。

風評被害は大きい。

実際に上海で聞いた話では放射能の除去によいと言われる塩と味噌がほとんど買えないほど買い占められているそうだ。

それにしてもの大歓迎でまったく想定外だったので感激だった。

中国式の鶴は少し日本と違うことも分かった。

局長と

かなりの時間を空港で費やしてしまったので急いでバスに。

貴州でのアテンドは朱さんと黄さん。

しっかりした感じの人で早速インタビューで通訳のお世話になり、ようやくバスについてから自己紹介をした感じだった。

「やらないよりやったほうがいい」そんな意味を今日知った。

ここにきて何かをやることすべてがそうだ。

特に今回は。

だとすれば何をやってもそれは前に進んでいるということ。

思いっきり過ごそう。

少なくてもこの空港に来てくれたメディアはみな日本の状況を心配している。

不安に思っている。

その答えの一つを伝えられるのであればそれも一つの役目である。

空港から市内に入る。

山間の道を行き、そして坂の起伏の激しい通りへ。

なんとなく重慶に似ているね。

そんな印象だ。

そして、市街部に入るとそのまばゆいネオン。

日本が節電中だけに余計にまぶしく思えた。

僕らが今まで知らなかった町、貴陽。

そこは大都市だった。

泊まったホテル

今回の宿泊するホテルは町の中心部にある錦江鮮花大酒店。

最上階の部屋で眺めは抜群だ。

部屋に入るとなんと!

おり鶴が置かれていた。

一人で感激。

みんな僕らがどこから来たか、どんな気持ちで来たかを知っているのだろう。

そんなきめやかな心使いに感謝である。

鶴の恩返し

かなり遅くなってしまったがここで現地側の窓口だった文さんと合流。

どんなひとなんだろう?

とおもっていた。

そこにいたのはスレンダーな女性。

「こんにちは文ともうします。貴州にようこそいらっしゃいました」

その日本語の堪能さは最初の言葉でわかる。

見るからに才女、今までずっと中国語でのやり取りだったが日本語でも問題ないという。

なんだ。

そして、すごい。

イメージを裏切られた。

もちろん、いい意味でね。

ここでも感じる。

「来てみないとわからない。会ってみないとわからない」

想像の範囲はしょせん個人の頭の中だけだ。

やはり実際に行動してみないとわからないことばかりだ。

貴州料理

22:30打ち合わせを兼ねて夕食へ。

ここは先ほど空港に来てくれた旅行局の局長がセットしてくれた。

貴州ではいろいろなイベントがあるらしく、早速それらへの案内をされる。

そして、明日の準備。

ほとんどのことが完璧に準備されていて、さらにすばらしいのはだいたいそれ以外の行動はその日暮らしであったが完璧にスケジュールが組まれていることだ。

結果として毎朝8時前にはホテルをでる予定となっているがそれもよいだろう。

打ち合わせが終わると最初の晩餐。

ここはマオタイ酒の産地。

高級酒であるマオタイは日本でも有名。

ふと出てきたのがマオタイビール。

これが美味しい。

驚きの美味

今まで中国でこのビールを見たことがなかったのだが、なんというかコクのあるビールなのである。

そして、様々な貴州料理。

貴州はだいたい夜22時くらいには店が終わりそのあとは屋台が朝までやっているという習慣らしい。

なのでこの時間まで店を開けてもらっていることはあまりないという。

局長のおかげである。

だんだん楽しくなってきた。

実は地震があってからというもの、明るい曲が全く書けなくなっていた。

ギターを弾くとなぜかみなマイナーキーな曲。

心の状態を表していたのだろうか、しかしここにきて久しぶりに心が晴れた。

気分を変え新しい何かを生み出そう。

そんな気になってきた。

町は一晩中起きている

24時を過ぎホテルへ。

そしてミーティング。

今日のまとめをする。

いろいろな出来事があったが全てプラスなことだ。

予想外のことは素晴らしいハプニングばかり。

一度消えかけた貴州の公演。

明日は待ちに待ったみんなに会える。

そう思うとテンションは高い。

2時部屋に戻り明日の準備をする。

こんなに日本を心配してくれる人たちが今まで知らなかったこの町にたくさんいた。

その気持ちに感謝。

その言葉に感謝。

明日はもっと予想のつかない日にしたい。

3時過ぎ。

一日は終わる。

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