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Mekong tour 6

2009/2/11
6:00起床、大量のいろいろな薬のお陰で熱っぽいのも喉の痛みも取れた。よかった。これ実感。7:00食事、みんなも心配してくれていて申し訳なかった。やはり昨晩辛そうだったのかな。ホテルの1Fの無線LANにようやくつなげることが出来、大量のメールを落とす。おお、こんな話がと思うほどいろいろなメールがきていた。もう少し通信環境がよければなと思う。

接続と取り急ぎの回答で時間をとってしまい僕が最終的にバンに乗り込んだのが8:20。それでもメールが全て落とせてすっきりだ。うむ、ヴィエンチャンは大都市なのである。空港までは機材や出国の関係もあり大使館に支援をお願いした。車に乗り切れないのでえーちゃん夫妻もきてくれてバックアップ。大使館からは吉井さんがきてくれた。ラオスが大好きという吉井さん。その国を愛してそこに従事できることはうらやましい。もちろん僕らもラオス大好きだけれどね。
エーちゃんファミリーと

エーちゃんファミリーと

8:40空港着。8:55チェックイン、本当にスムーズに進む。空港職員がshinonのファンでサインを書いていた。吉井さんにお礼をいって出国。僕はかなり先を行っていた。そうすると後ろからけたたましい、ベルの音。職員がmasaoの周りに寄ってきた。Masaoの目覚まし時計の音だが本人は真剣顔。ぼくらは結構笑ってみている。結局、masaoは再度荷物を全てチェックされて出国。笑っちゃいけないがこんな所で目覚ましがなるなんて。だ。

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売店でタマリンドのグミを買う。これ物凄くおいしいんだよね。そして、10:25。南から北まで駆け抜けたラオスでの公演を終えVN841発は10分遅れてプノンペンに飛び立った。窓からはヴィエンチャンの町が見える。KobJai LaiLai、僕らのASEANでのふるさとヴィエンチャン。

ベトナム航空はきれいな機内。なぜか3列づつ並んでいるのだが明らかに真ん中の列のみ幅が広い。でも、これって合理的だと思う。長時間のフライトで両サイド挟まれるのはつらいよね。カンボジアについては今だあまり多くの情報がない。そして、今日からクメール語だ。頭を切り替えよう。

公演については日本で会った文化芸術省のオークライが「心配しなくても大丈夫」といったきりだ。今までの経緯を考えればそれを鵜呑みにはできない。ましてカンボジアでの経験値はない。最悪のことを考えセットリストは2つ完全に別物を用意した。フルアコースティックで行うパターン。そしてバンドバージョンだ。

そのために今回はぼくも日本からアコースティックを持参。Masaoにもパーカッションを用意するように話していた。「これでもばっちりですよ」のんきに言うmasaoだがアコースティックになれば日本のロックミュージックをきちんと表現できない。聞いている大方の人はそれでも相違ないと思うがカンボジアの若い層に新しいものを伝えるにはどうしても電気楽器は必要。

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それを理解した上で二つの方向性を用意した。このツアーも前半は苦心したが結果的には満足いくものができている。サワンは感動的ですらあった。だからこそツアーの最後はしっかりと努めたい。ついてみなければ何も分からない不安を抱えつつ機体は南下をつづける。

ラオス国境をこえカンボジア領空へ。11:20.赤い大地が見えてきた。田畑が細かく区画分けされている。沼が点在するその景色はなんの前提もないのだが「カンボジア」ぽかった。若干ゆれつつも11:40到着。何度か拒まれたこの地にたどりついた。機体を降りるといきなり暑い。むっとする空気が身を包む。空港内は整然としてきれいな待合室。その間を縫って出国ゲートへ。このときビザがいることを知る。事前に情報がなかったのでみんなとまどうがその場で一人20ドル支払い手続きを。そういえばラオスもつい二年前までビザがあったよね。すっかり忘れていた。ビザにはる写真をもっていたのですっと進むことができた。

綺麗な空港だ

綺麗な空港だ

ようやく全員がでてきてバッグをとりに、そこに笑顔のオークライが待っていた。なぜか笑っていた。再会の握手とさっそく会場をみたいという僕ら。きっと何をあせっているのだろうと思ったかもしれない。空港を出るとshinonにお花が。車も二台用意されていてしっかりしている。どんなことになるのかと心配ばかりしてきたので拍子抜け。オークライの車にのり、スケジュールなどを聞こうとすると彼の方から資料が出てきた。

「これが今回の予定で、これが招待状、もう外交官や学生に案内をしているから心配ないよ」、「会場はだいじょうぶか?アンプはありますか?」、「もう全部用意していあるので大丈夫だよ、ホテルについたら食事に行こう」、「食事の前に会場をみれますか?機材を先にチェックしたいので」、そんなやりとりをしていると彼は笑いながらこういった「Don’t worry anything hahaha!」うむ。

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大丈夫なのだろうか?それでも、招待状も政府の印が押してありしっかりしている、スケジュールも細かく詳細に記載されている。まあ、あまりこちらの主張ばかりでももうしわけないので、とりあえずしたがってホテルにむかうことにした。12:30市内へはいる。初めて見るプノンペンはまったく想像とは違う美しい町だった。確かに旧フランスの建造物もおおい。それを写真でエッジを立てた画像を見ると殺伐としたイメージにも見えるがここにある建物は良きフランス時代のイメージ残る優しいいでたちであった。

活気あふれる市内

活気あふれる市内

目抜き通りにはモノが一杯。TVが山積み、スピーカーが山積み、なぜかギターアンプが山積みの店もある。新品のバイクは飾り付けされて所狭しと並び、通りにはレクサスのRXがガンガン走っている。田園風景に寺院が立ち並ぶイメージは払しょくされた。ある意味ヴィエンチャンの延長線とおもっていたのでその認識の甘さを感じる。王宮のそばを通る。メコンに生える緑の芝生。そして、王族の建物。美しい。整備された広い街路がつづくメインストリートだ。

僕らのホテルはそこから数分のところにあった。ホテルに到着し、食事に行こうと誘われる。一刻も早く会場を見ておきたいので交渉すると「わかった。会場に連絡するので食事をしてから行こう。それでいいか?」という。まあ、もう1時近いのでとりあえずそうする。何を食べたいかと聞かれるので何でもいいというと「日本料理に行こう」という。「日本料理は食べたくないのでカンボジアのローカル料理が食べたい」とつたえると「安くておいしいところがあるからそこに行こう。とっても安いよ」と言われその店に。ついた店は中華料理っぽいレストランだった。

アンコールビール!

アンコールビール!

湿度たっぷりなのでちょっと車を降りるだけで汗ばむ。エアコンのガンガン聞いたレストランへ。まずはアンコールビアだ。これが非常に癖がなくておいしい。くせのない味で飲みすぎてしまうそうな美味。そしてオークライにお任せで出てくる料理はみなおいしいものばかり。カンボジア料理ってこんなにおいしかったのかとおもう。種類も豊富でメンバー一同大満足だった。

ホテルの前で

ホテルの前で

そして、会場へ向かう。メコン沿いのきれいなホールが見えてくる。よく見るとバナーがあってクメール語の横にGYPSYQUEENと書いてある。とてもきれいなコンサートホール。言葉に出さないが安心感が湧いてくる。

クメール語で書くとこんな感じに

クメール語で書くとこんな感じに

「ここだよ」と先導されてホールに入る。たくさんある控室を見せられてそのままステージへ。そこにはすでに機材がセットされたリハーサルを待つばかりのステージがあった。

「これで大丈夫か?足りないものはあるか?hahaha」相変わらずの笑顔に僕らはただ「Very good!」を繰り返した。

準備は完璧

準備は完璧

不安が生んだ疑い続けた日々。それはこの一瞬で解決した。しかし、歴戦の僕ら。まだ疑う。この機材の費用請求されるのでは?そう思うほどしっかりした機材だった。それもすべて解決。「会場と機材は全部用意したよ hahaha」もしかしたら僕ら失礼な日本人ではないか?彼は約束通りのことをしただけ。僕らは約束通りのことを何度もしつこく確認し続けた。そういうことだった。環境が整えばあとは僕らの本業だ。

ミーティングも順調に

ミーティングも順調に

16:30ホテルに戻る。荷物を整理してコーヒーが飲みたくてホテル横のハッピーバーガーへ。アイスコーヒー1.2ドル。のんびりしてこれからの予定を考える。その後マッサージへ。Viviちゃんはちょっとためらうような店であったが1時間6ドルの安さにまけてはいる。20時全員集合。近くのチャイニーズへ向かう。中国語も通じるので楽だ。カンボジアは本当に中華系が多いことに気付く。さっきのマッサージも完璧中華系だ。フォーのような麺をたのむ。昼が思いっきり豪華だったのでちょうどいい。

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21:30ホテルに戻る。さっそくミーティング、今回は本当にハードな旅できちんとしたミーティングもなかなか持てない状況だったので久しぶりにじっくりと話す時間が取れてうれしい。会場は問題ないので予定通りメインのセットで臨むことに。曲の構成や昨日までの映像を見て反省会。課題のshinonの着替えの時のMCについてもいろいろ検討。僕とmachaのMCがどこまで通じるか。チャレンジである。

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いずれにしてもカンボジア初公演、そしてこのツアーの最終公演にむけてできることをやっていこうと結束を高める。24時部屋に戻る。ようやくネットが部屋でできるのもいいね。プノンペンのイメージは全く違った。最上階の角部屋のために夜景がきれいだ。街の喧噪の先に王宮の寺院が見える。コンサート会場はその先のメコン河ぞいだ。夜風が気持ちいいのでしばしぼーっとする。さあ、明日だ。明日の結果でこの旅の結果が出る。やるぞ。2:30就寝。

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