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Raising sun 4
- Post by: AKI
- On: 10月 17/19
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9/8
07:00起床、08:00ホテル出発。今日も早いこともあり朝食はパス。二日酔いだしね。今日の会場のジャムス大学に向かう。大学は広大なキャンバス。一つの町のような大学に到着する。今日はこの大学の音楽ホールでのライブ。早速リハーサルにはいるがステージにピアノがあり、どうもダンスに影響する。どけてほしいというが、学校ができて以来一度も変えていないということでなかなか変えてくれない。それでもダンスに影響が出ては意味がない。とにかくどけてくれと言い続ける。結果としてぎりぎりまで動かしてくれることで解決。まあ、ダンスには影響は出ないところまで下げてくれたので承知した。
僕らはパフォーマンスをするために最善の事だけを考えればいい。お客さんはそこしか見ていない。相手がダメと言ってもこちらもダメと言い続けて主張を通す。合わせる必要も遠慮する必要もない。すべてが真剣勝負だからあとから自分に言い訳をするようなことは避けたい。だから強く主張する事は大切。勝手なようだが、きちんとしたものをやらなければ評価はされないのだ。昔と違い今は見る人の目も耳も肥えている。中途半端な日本人にならないために演出に関しては譲らずにやりたいことをやり通すまでだ。そんなこともあり、時間も押して自由時間もなくなるが、自由時間を取るためにジャムスに来たわけではないのでむしろよいことだとおもう。
ホテルに帰り食事をとり準備をして再び大学に戻る。その時にはほかの出演者もスタンバイしていた。昨日とは演目も変わっているので新しい出会いも楽しい。昨日の夜にパンさんからのオーダーで永峰恵ちゃんの歌が変わった。そして今日、完璧に歌っていた。昨晩、遅くにホテルに帰った後、「ジャムスの偉い人に言われたので」と演目を急きょ変えることになった彼女。しかし、できますと答えた男前ぶりを発揮。そしてそのために深夜まで廊下まで響く彼女の声、しっかり練習をして本番に備える姿は素晴らしい。急なことでも臨機応変に対応できるその歌は本物だ。日本の演歌はあまり聞くことがないし、そう好きでもない。カラオケでもよく聞くその歌は格別のもの。別物だった。4分余りの歌をずっと集中して聞くことなんてあまりなかった。素晴らしい歌声ってこういうことなんだなと感じさせられた。
コズミック倶楽部はそのスタイルの良さとパフォーマンスでジャムスの人々の羨望のまなざしを受ける。近寄りがたい存在。そういうことが伝わるがごとく、楽屋での二人の動きをほかの中国側の出演者が追っている。彼女たちの参加が日本のアピールになっていることは間違いない。そしてGYPSYQUEENのステージ。今回は持ち時間も少なく、その中でできることをやった。中国語での進行ができるバンドは僕らだけ、その強みを生かしたステージは安定している。そして、これからは少し粗削りでもしずる感のあるパフォーマンスができるようにしたい。そうして進歩していきたいと思った。
最後のフィナーレでは全員でlittleappleを演じる。日中のイベントであるかぎり同じ場を共有することが大事。それができるのもGYPSYQUEENの特徴だ。もう少し練習をしたかったという反省はあるがカタチはできた。次回はこれを反省材料として進歩すればいい。まずはやってみることは、いまだに重要な交流事業のファクターだ。今日もいろいろな人と出会い、話すことができ、新しく知ることもあった。すべてが終了して会場を出発する。3日前に初対面だったチームは二日間のステージと昨日のパーティで一つのチームとなった。この瞬間が財産だ。
そして僕らは次に進む約束をする。この約束はきっと叶えられる。18:00、朱副市長の招待で全員で火鍋に行くことに。ジャムス側を含め30人以上の大所帯での打ち上げだ。会場は先日いった松花江ちかくの火鍋屋。当然盛り上がる。昨年からの事、今年の事、そして今の事。もう一体となったジャムス政府の皆さんと僕らは再会の約束の杯を交わす。この約束は大切だ、このあといろいろなことが起きるだろう、でも僕はこの約束を忘れない。
この人たちの素晴らしい笑顔、心から喜んでくれた皆さんへの思いはここだけにはしない。その誓いとともにジャムスの朱さん、パンさん、干さんと乾杯の嵐は延々と続いた。そして、今回の企画を支えてくれた張さん、ジャムスとの交渉をしてくれた任さん、渡航団をサポートしてくれた王会長、山川さん、谷川さん。通訳の役割をになってくれたしきちゃん。みんなとの乾杯は格別なものだ。あっという間に時間は過ぎ、ほとほと酔ったところでホテルに戻る。明日は早い。
