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ようやく登壇者が揃い開会式が始まる。Japan Festival in Vietnam。一回目は茨の道で、社会主義国の洗礼をタップリ受けた、2回目はベトナムとの付き合い方を学んだ。そしてそれらの経験を活かして今回がある。式典を前日の夜にしたのも経験からきたことだ。登壇者のVIPが次々に名前を呼ばれ、国歌斉唱、そして祝辞、テープカット、フォトセッションと進む。万事うまく行ったが最初から懸念していたことだけがミスとなって残った。

 

懸念していた登壇者座席とテープカットの並び順が混同してしまったこと。やはり自分がステージ上で着席までエスコートすべきだったと反省。そして30分も押したにもかかわらずコンテンツの調整をしなかったこと。時間切れとなった大臣が途中で退席してしまった。これも本来であれば式典が押したことによってそのあとの出演者に時間調整をお願いすべき。しかし、その出演者とのコミュニケーションを持っていなかった僕には出来なかった。

 

全てを把握しているからぎりぎりの調整が縦横無尽にできる。裏返せば全てを把握していない人には細かな微調整をさせるなんてことはできないのだ。演者は言いなりにはならない。人間関係と理論だった説明が出来なければ1分を争うスケジュールの中変更作業なんてできない。今回はそこまで深くオペレーションに首を突っ込んでいなかった。

 

昔、尊敬する上司が言っていた言葉がある「うちの人間は何でも首を突っ込む。他の人の仕事であろうとなんでも口を出す。そういう文化なんです」。時代の最先端をいっていたIT企業の方の言葉だった。遠慮するなんて何様だ。もっととことん突っ込んでいかないと志なんて途中で終わってしまう。自分に言い聞かせる。式典自体は盛り上がりそれを見る人の目には成功と捉えられただろう。それでも自分の中では反省を。そして気を落としているまもなく次に進まなければいけない。

 

スケジュールがおしたことにより会場でのリハーサルも押している。今回はいろいろな団体が参加しているのでいくらでも好きなだけリハーサルをやることは不可能だ。まして、主催事業としてやるミュージックショウのリハーサルが押してしまっては示しが付かない。しかし、約束してくれた音だしの時間は当に過ぎているのに音響のスタンバイはできていない。気持ちはあせる。リハーサルに参加するアーティストは皆そろっているのに音をだせない。さらに遅れて持ち時間は限られた中でのサウンドチェックが始まる。タイトな流れの中、ゆっくりと進むリハーサル。そしてタイムアウトの時間が来る。

 

時間はお金だ。決められた時間をオーバーすることは権利として認められない。それをみんなが理解するともっとスムーズに物事は運ぶのにといつも思う。結局、中途半端なリハーサルを終えてホテルに戻る。すでに2日目ですっかり疲れた感じだが本団は到着したばかり。初ベトナムのメンバーもたくさんいるのでまずはDeepなベトナムを感じてもらおう、ということでローカルなBBQへ。タクシーで移動するため一気にみんなを乗せて向かう。

昨日からバックアップしてくれている泰君。ベトフェス以来のシルクの仲間だ。両親共にベトナム人で日本にそだった日越両国語ネイティブな彼はスアンちゃん同様にベトフェスで大活躍だった。そして今はホーチミン在住ということでいろいろサポートしてもらうことになる。彼のような両国の国籍を持ったような人たちが日本とベトナムをつないでくれればよいと思う。このフェスティバルもそういった人たちがもっと参加しやすいようにしていきたいね。

 

このBBQはなかなかローカルな風情があり、みんな長い旅の後とはいえかなり盛り上がった。そしてホテルに戻り河合さんと最近流行のskyBarへ。日中は死ぬほど暑いホーチミンも夜風の時間になれば過ごしやすい。会場近くのビルのルーフトップにできたBarはバブリーな雰囲気でなんだかあのころの日本を思い出す。暗すぎるくらいの照明。何も聞こえない大音量のBGM。唯一日本と違うのはそこがオープンエアでガラス一枚越えれば地上へ真っ逆さまな場所であるということ。日本だと危険過ぎてこの店は作れないね。

 

深夜のベンタイン市場前はさすがに寝静まっている。明日からの成功を祈って乾杯。そしてホテルに戻る。いよいよ明日から本番だ。02:00就寝。

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