News / Blog / Tour Report

Home

グラデのかかった風景

バスの旅は趣がある。

知らない国で知らない人たちの前でコンサートを行うときには情報収集が第一だ。
飛行機でバッと飛んで降り立ってコンサート。また飛行機で移動してコンサートも楽ではあるが何故か乾いてくる。

情報不足で気持ちが乾いてくる。
それを防ぐために僕らはなるべく多くの時間を外で過ごし、公演前には地元のライブバーやちょっとした場所でのステージを求め、いろいろなことを吸収するようにしている。

その最たるものはバスでの移動だ。

?

この旅もそうだ。ヴィエンチャンからパクセーまで飛行機で飛べば1時間。
あっという間にラオス南部に着くことができる。メコン沿いを飛び、川の蛇行と緑の森を眼下にあっという間だ。
でもこの国をもっと知る上で陸路での移動を選んだ。実際に今までみたこともない、来たこともない、かいだこともない空気を感じることが出来た。
思えばヴィエンチャンの色からパクセーの色まできれいなグラデーションのかかった思い出が僕らの中にある。

それはそのまま楽曲つくりや僕らのイメージに繋がってくる。

リハーサルでよくこんなことをいう「そこのリズム、基本的にはラオスのビートでいいんだけれどもうちょっとパクセーっぽくしてほしいのよ。今のままだとヴィエンチャンなんだよね。」
「うーん、川っていってもターケークのイメージではなくて、デルタのチャービンのイメージなんだよね、どくどくとしたさ」
このちんぷんかんぷんの会話。

まったく分からない人には分からない話だ。きっとこんな製作現場にきたら意味がわからないだろう。

それを譜面にして、といわれるだろうね。でも、それは一緒に旅をしているとわかる。

同じ映像を見ているだけでその空気感が分かるのだ。

?

空気を読むのは重要で、またお互いの気持ちを理解できるというのは才能と経験だ。
結果的にはそれが「イメージ」という音の形となり、リスナーからすると「なんとなくDEEPなアジア」のイメージとなって伝わる。

製作現場の微細なことは最終的には関係なく、音として伝わる。

今回もとても多くの映像を目に焼き付けてきた。12時間のバスの旅は無駄ではなく、すばらしい時であった。

東から出た太陽を西の空に再び見る。そんな経験はなかなかできない。
とはいえバス移動に弱い僕。過去も散々辛い思いをしているのだが、今回は楽だった。
このバス。とても快適で疲れると席を映って気分転換したり、歩いたりして過ごす。

?
TeamUbonのメンバーもいろいろな魅力を持っているので終始話に事欠かない。
旅の最中にただ寝ているだけはもったいないし、魅力ある人との出会いは会話で10時間を過ごすことができると思った。

そういえばGucchi氏もそんなことを言っていたっけ。

単に音楽を演奏する。という要素にはないこの意味。
それは格別なる旅の面白さだ。
?

«      |     »

ページトップに戻る

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

Search

Recent Comments

Archives